恥とマスは掻き捨てナマステ

ヨーグルトが好きです。アートと映画と音楽と野球は、もっと好きなようです。

豊島、会田誠の美術館ができるんだってよ。

夏休みに瀬戸内海直島へ行ってきました。

その旅行記はまた今度書くとして、旅から帰ってきても直島熱が冷めやらぬんぬんです。
なので、熱を冷ますためにも、直島へ行ってる人を検索してアップしてる写真を眺めたり。ベネッセアートサイト直島のサイトを改めて舐めるように読み返したり。福武財団のサイトの求人情報に目を通したり。
地中美術館のスタッフさんは、寮完備で時給1000円。注意書きとして「※海外からのお客様も多く、英語を使う場面が多い職場です」とあります。福武財団が公開してる事業報告書によると、「海外からの来館者も多く、全体の約4割」とのこと。個人的な体感としてはもっと外国の方がいそうだけど、数字的には日本人の方が多いのだなと、体感値を修正。
そうやって益体なきこともすながらに、どうにか直島熱を消化していました。
そんな中、福武財団が2018年7月3日に公開してた「平成30年度 修正事業計画・収支予算書」を見たらビックリです。

平成31年度の予算として、豊島会田誠(仮称)なるものを計上してやがるぞ!
こんな情報、どっかでアナウンスされてましたっけ? なんにせよ、これは超ド級の福音です。
わたしが現代アートに親しみと興味を覚えたのって、会田誠を抜きにしては語れません。

極私的で原初的な会田誠体験といえば、飛鳥部勝則『砂漠の薔薇』の表紙で使われた『切腹女子高生』だったり、森美術館六本木クロッシングで目撃した『MONUMENT FOR NOTHING』だったり。
米俵をかつぐ巨大全裸少女の圧倒的なスペクタクルっぷりには、ガチクソ腰が抜けるほどに感銘を受けました。
会田誠の作品に出合ったからこそ、わたしの肚の中には現代アートが根付いた。そういっても過言ではないのです。
その後、行きつけの床屋さんに直島を勧められて地中美術館を訪れます。
そんなこんなで、現代アートにすこぶる興趣をそそられた結果、現在に至っております。
わたしに現代アートをインプリティングした会田誠と、現代アートを教えてくれたベネッセアートサイト直島が手を組む。
そして、豊島会田誠の美術館をつくる。
ここまでグチャグチャにワクワクハッピーなことあんのかよって、過激に狂おしく、感動もひとしお。
ちなみに「会田誠 豊島」でググったら、5年前に会田誠豊島横尾館を訪れたときの感想ツイートが出てきました。


豊島につくる会田誠館の情報を知ってから見ると、このツイートも実に意味深く感じられます。
どんな感じの美術館になるのでしょう。
できればスケールの大きい作品が飾れる、おっきな建物だといいな。
あえて建物を建てずに野っぱらで飾っちゃうとかやってくれちゃうかも。
妄想でドンブリめしがはかどります。
会田誠のこと以外で事業計画書を見てみると、犬島の新しいA邸はブラジルのベアトリス・ミリャーゼスなのかな? とか、C邸の半田って半田真規という人のことかな? とか、好奇心がむくむく湧いてきます。
あと、尾高島測量経費というのも気になります。
尾高島というのは、直島の積浦地区より先の海にある無人島のことっぽい。その島を新しいアート展示場にしちゃうってことでしょうか。
最近は直島のアート開発が止まってきてるように思えて心配してたので、今回の事業計画を読んで少し安心しました。
というわけで、行ってきたばかりなのに、また瀬戸内海へ旅行したくなっちゃったのです。