恥とマスは掻き捨てナマステ

ヨーグルトが好きです。アートと映画と音楽と野球は、もっと好きなようです。

万葉の湯へ二度と行くことはないでしょう。

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コロナのことはどうでもいいので、東京・湯河原温泉 万葉の湯 町田に宿泊しました。

万葉の湯とは、神奈川県を中心に全国展開してるスーパーな銭湯です。

南町田の109シネマズに行くと、映画の前に柳沢慎吾を起用したCMがよく流れていました。ずっと行ってみたいと思っていたので、2月の頭あたりに初めて利用。

 

結論から言うと、いろいろショボくて残念すぎる施設でした。

 

二度と行くことはないでしょう。
二度と行くことはないでしょう。


二度と行くことはないけど、二度言ってみました。

 

先に擁護しておくと、良いところもあります。

  • フェイスタオルとバスタオルが使い放題

よい温泉旅館に泊まるとありがちなサービスですが、スーパーな銭湯でタオル使い放題はうれしい限り。このホスピタリティは素晴らしいんだけれども。

 

ちなみに万葉の湯ググると、トリップアドバイザーの批判的な口コミが上位に出てきます。

口コミには「シャワーから出る水がヌルヌル」と書いてありますが、ここの施設は軟水を使っているのでヌルヌルしてるのは当然です。軟水に関しては好き嫌いの分かれるところではありますが、実態を調べない適当な批判はよくないと思います。

というわけで町田の万葉の湯に対する冷静かつ沈着で、公正な評価をしていきたいと思います。

 

メシがゲロマズ

メシがゲロマズです。何度でも言います。メシがクソマズ。あくまで個人の感想です。

歌舞伎町の雑居ビルの7階とかにある、意識の低すぎる居酒屋が出してくるような料理が出てきます。

入ったことはないですが、監獄の食事ってこんな感じなのかな?とも率直に思いました。悪魔の感想です。

ちなみにわたしはかなりの悪食なので、どんなにまずくても基本は完食します。ちゃんと食べた上での感想ですよ。

 

こぼれ寿司(かに・いくら)

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見た目は良さそうですよね。映えを狙ったんでしょうか。でも実際の味は見た目を大きく下回ります。食えなくはないけど。

 

茄子の一本漬け

なかなかしょっぱい。でも箸休めとして食えなくはない

 

鰹出汁の塩そば

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パッと見は意識の高い上品なラーメンっぽいけど、実際はフードコートによくありそうなラーメンなので、当然食えなくはないです。しかし鶏肉のチャーシューがかなりつらい代物でした。

 

万葉特製餃子

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うまいとは思わないけど食えました。今までのに比べたらマシなほうです。

 

エイヒレ炙り 黒七味マヨネーズ(右)
きのこのポテトサラダ(左)

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写真の右は、エイヒレを自分であぶって食べるスタイルのやつ。エイヒレがくっ付くので、焼き網が何度も落ちそうになりました。ちゃんと固定できる構造にしたほうが良いと思います。まぁ、食えなくはないですね。

写真の左は、きのこのマリネと見た目はポテトサラダっぽいボロボロになった何かを合わせた謎の料理。食えなくはなかったけど、できれば食べたくなかった感じ。

 

牛ハラミの陶板焼き

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やっとまともなものが出てきました。390円(税別)という価格を考えると、かなり良いと思います。今までのがアレすぎてハードルが下がりまくってるので、点が甘めになってるかもしれません。

これもエイヒレみたいに自分で好きなように焼くスタイル。

写真にはないけど、最初はフタがしてあるんです。フタから湯気が出てきたら食べごろだと店員さんに説明を受けました。ところが、このフタの取っ手がどんどん熱くなるんです。なので湯気が出るころには素手で絶対に触れません。わたしは紙ナプキンを何重にもしてフタを外しました。同じものを頼んでたとなりの席の人は、フタが熱すぎたんでしょう、最終的にはチョップでフタを無理やり弾き飛ばしてました。素手でふつうに取れるような構造のフタにすべきです。このメニューを考えた人は自分で試してないと思われます。

 

万葉せいろそば

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普通に食えます。ホッとしますね。

 

枝豆

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宿泊者はタダでもらえます。食えます

 

長芋チーズ焼き

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マジでヤバすぎてさすがに食えなかったやつ。

チーズの下に長芋があるんですが、鉄板の底にはなぜか水がビシャビシャたまってて、雨上がりの水たまりかな?って思いました。

店員さんは「鉄板が熱いのでお気を付けください」と仰っていたのですが、長芋はぬるい水に浸かっているので冷たかったです。

あと、食材は長芋とチーズだけかと思ったら、グニャグニャしてる食感のものが入ってるんです。確認したら輪切りにしたゆで卵がゴロゴロ。食感最悪でした。

いかもの食いを自称するわたしですが、水たまりをすする気も起きないので、さすがに残しました

 

ヤバい!マズい!間違いない!と文句を言いながら、いっぱい頼みすぎました。怖いもの見たさでどんどん注文してしまったんです。

ヤケクソの玉砕覚悟で挑んだ結果、飲食だけで9,000円超(税込)。業が深い。

 

ちなみにビール(一番搾り)はグラスがキンキンに冷やされてて美味しかったです。

 

あと、ここのレストランではタブレットを使って注文ができるんですが、このタブレットもなかなかのくせもの。

ページを進めるとレイアウトが崩れて文字が重なる状態になるので、上部のメニューボタンがタッチできなくなります。

また、紙のメニューにあるドリンクがタブレットには全然出てこなかったりという欠陥もあります。

そして、定期的にエラー画面が出てくるので操作を一切受け付けなくなったりもします。

タブレットの使い勝手が悪すぎるせいだと思いますが、周囲を見たら店員さんを呼んで直接口頭で注文してる人が多かったですね。

テクノロジーもっとがんばって!

 

風呂がイマイチ

飯はともかく、バンバンPRしてる施設なので風呂には期待してたんですが、種類は大したことないし、スペースも狭くてイマイチでした。万葉の湯ってこんなもんなんですか。

あと、水素風呂ってなんなんですか。藤原紀香さんも絶賛してたらしいんですが、大丈夫なんですか。

サウナは、低温ミストサウナと高温サウナがありました。水風呂も浅めのヤツがあります。

ただ、露天スペースにベンチが少ないのは困りました。その数少ないベンチをジジイどもが占領して寝そべってるのでなかなか使えません。

一人用の椅子が全然ないため、外気浴するのは厳しいです。

 

部屋はふつうだけどアンアンうるさい

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安いダブルの部屋に泊まりました。可もなく不可もないレベル。ベッドの枕元にコンセントがあるのは助かります。

なお、壁が死ぬほど薄いです。となりの会話が丸聞こえ。

困ったことにとなりの部屋のカップルが丑三つ時におっぱじめやがりました。「飲んでないからダメだよ。飲んでないからダメなんだって!」と拒んでた彼女さんは、おっぱじまったらポルノ女優さんのような嬌声をあげてました。

うるさくて眠れません。ラブホな活用は控えてほしいです。

 

朝食も食えなくはないクオリティ

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宿泊プランには朝食ブッフェがついてたので、仕方なく食べました

調理してあるヤツは大体ヤバいはずと昨日学習したので、パンとか味付け海苔とか出来合いのものを出来るだけチョイス。

作戦が功を奏して、食えなくはなかったです。

 

一期一会とは……

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泊まった部屋に飾られてた言葉「一期一会」。

この言葉を噛みしめるべきはこの施設のはずなので、皮肉を利かせた高度な自虐ネタでしょうか。 

ネット上の口コミを見てると総じて評価が高いのですが、わたしにとっては非常に残念な体験となりました。

主にメシマズのせいで印象が最悪となってしまったので、わたしには万葉さんが合わなかっただけということかもしれません。 

この感想を信じるも信じないもあなた次第。実情を踏まえ、柔軟に対応してください。

高橋弘の温泉革命―東京・町田に「万葉の湯」が湧く

高橋弘の温泉革命―東京・町田に「万葉の湯」が湧く

  • 作者:鶴蒔 靖夫
  • 出版社/メーカー: IN通信社
  • 発売日: 1997/11
  • メディア: 単行本