東京国立近代美術館でやってた『眠り展:アートと生きること』へ行ったけど、同館のギャラリー4で見た『男性彫刻』がよかったという話です。
いつも色んな切り口で挑戦してる、近美の攻めの姿勢はすばらしいと思います。
でも『眠り展』は、ちょっと強引なこじつけが多かったような。
マックス・エルンストの絵がいろいろ見られたのはよかったです。
もう終わっちゃった展覧会ですが、3DVR が公開されているので今からでも楽しめます(いつまで公開されてるかは不明)。
で、『男性彫刻』です。
白井雨山『たよりなき身』
大理石です。
恍惚とした表情なのかと思ったら、「零落孤独の老翁」を表現した作品だそう。
明日は我が身です。
関谷充『伝五郎老人』
嶋田久作感あふれるおじいちゃんの木像です。
平日午前中のスーパー銭湯でよくみかけるタイプのしなびた肉体。
わしもあと数十年でこうなるのじゃ。
左のは、口をすぼめて口笛してるみたいな表情してるけど、『怒涛』という名前なのがおもしろいです。
北村西望は、長崎にある平和記念像の作者として有名ですね。
ちなみに東京の吉祥寺にある井の頭自然文化園には、北村西望の彫刻が38点もあるんだそう。
その38点を含めて、園内には200点も彫刻があるらしいです。
東京にも彫刻の森があったんですね。
緊急事態宣言が解除されたら行ってみようと思います。
というわけで『男性彫刻』が、とってもよかったです。
客入りがよいかは怪しいですが、次があるならもっと大々的にやってほしいと思いました。
男性彫刻
東京国立近代美術館2階 ギャラリー4
2020年11月25日~2021年2月23日
10:00〜17:00
千代田区北の丸公園3-1
北村西望の大型ブロンズ像/平和の女神 日本彫刻界の最高峰 高岡銅器
- 価格: 11000000 円
- 楽天で詳細を見る
- 価格: 363000 円
- 楽天で詳細を見る
- 価格: 13200 円
- 楽天で詳細を見る