去年に引き続き、FACE展2022をSOMPO美術館で鑑賞しました。
FACE展は、平面作品限定の公募展で、基本的に絵画ばっかり。
物足りなさもあるんですが、ちゃんと楽しめたし、変な題材の作品も多くて、だんだんクセになってきました。
展示風景。いちばん右の、シュウマイの神様みたいな絵が気になりますね。
ここだけ壁面が赤色。優秀賞のコーナーです。
大山智子『AMAKUSA』
FACE展に出ている作品はしっかり描いてる絵が多いので、こういうざっくり感あるのはひと際、目立ちます。
世界観やタッチの近い作品をまとめてキュレーションしてる印象です。
福田さおり『2021.10.15-』
FPS的な構図による、河川敷の花火。
倉田紗希『そして彼は去った』
空港のバゲージクレームの一風景かな。これもおもしろい構図。
倉田和夫『BREAD-135』
山脈のようにも見える食パン。
おかもとかおり『叫び奮う夜』
この雰囲気には見覚えが。昨年のFACE展にも出展されてた作家さん。印象的な作風なのでよく覚えてます。
高野勇二『あの時のリビング』
あの時がどの時か知らないけど不気味すぎるリビング風景。フランシス・ベーコンに通じるヤバみある。
篠原由香『繚乱』
色鉛筆で描かれた百花の図。
大きな絵が多い展覧会ですが、中央の絵は小さいです。
野片恵理子『街のリズム』
こういう小品は挑戦的なので、かえって目立ちます。
ぐっちゃぐちゃゾーン。左から2番目の絵が気に入りました。
桃山三『ディストピア』
絢爛豪華で好き。この人の作品をまとめて鑑賞してみたいです。
近くに寄って見てもキラキラ。
華美って素敵です。
中屋彰二『白樺』
白樺がグリッチしたようなおもしろいテイストで好き。写真だと分かりにくいけど、質感もすごくて、立体感あります。
中野ともよ『Potager』
一瞬なにが描かれているか分からなかったのですが、よくよく見たらスイカやナスなどの青果でした。川端龍子の『爆弾散華』っぽくもあって好き。
由芽『きららの大冒険』
FACE展では観覧者が投票できるオーディエンス賞というのがありますが、わたしはこれに票を入れました。
一見したとき、正直この絵マジかよって思いましたが、とても実直で良いように思えました。
あなたのハートには、どの絵が残りましたか?
来年はどんな作品と出逢えるのか、今から楽しみです。
FACE展2022
SOMPO美術館
2022年2月19日~3月13日
10:00~18:00
東京都新宿区西新宿1-26-1