恥とマスは掻き捨てナマステ

ヨーグルトが好きです。アートと映画と音楽と野球は、もっと好きなようです。

★がんばるな★

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耐えがたい。
しかし最後までどうにか我慢できた。
ひとえにパンツと胸の谷間とリズミカルな暴力のおかげだと思う。

ヒミズ」をみた。

女学生のパンツはよい。
女学生の流れ乳もよい。

引用の趣味はよろしくない。安っぽい。相変わらず。
引用されている詩が安っぽいのではなく、引用のやり方が安易なのだろう。
あれじゃ引き倒れだ。
ヴィヨンの詩なんぞより、ボート屋の売り文句のほうがよっぽど上等。
最後に少年が復誦すべきは、ヴィヨンでは決してない。
売り文句であるべきだろうと思う。

丁寧な切り返しがよい。
暴力のリズムもよい。

過剰なことばは邪魔だ。

津波にさらわれた風景の前で、役者に演技させるのはさすがに酷いと思う。
あの光景に真っ向から対峙できるものは、死者ぐらいしか思い浮かばない。

すべてをひたすら肯定してくれる女など、気色の悪いことこの上ない。
世のために行動したいのならば、慈愛を振りかざす女こそを真っ先に殺すべきだろう。

母は去った。
父は殺した。
その先で、幻想的な母性に搦めとられることは救いだろうか。
希望といえるだろうか。

間断なく拘束してくる母性から、いかにして逃げ続けるか。
そこにこそ、救いと希望に至る道があると思いたい。
その道は所詮、けもの道だろうけれども。