恥とマスは掻き捨てナマステ

ヨーグルトが好きです。アートと映画と音楽と野球は、もっと好きなようです。

バリカンデビュー


髪型には元より無頓着なタチなので、伸びたら一気に短く切る、そんでまた数か月して伸びたら切る、という繰り返し。
昔は数千円を出して美容院にお願いしてたけど、予約の電話をするのも緊張するし、命からがらに予約を決めても「美容師さんと今回は何を話そう……」という悩みが予約当日まで頭の中ぐるぐるするし、そもそも髪を短くするだけなので数千円出すまでもない。
なので千円カットの店に行ってみたが、上手い店員さんは鬼武者うまいけど、下手な店員さんはシドヴィシャス並に下手なので、当たり外れが大きい。そもそも当たりは稀で、世の中はシドヴィシャスだらけなのだ。
単純に今の形のままガンガン短くしてくださいって頼んでるのに、ヴィシャスはヤクをキメキメなもんだから、オカッパにしようとしたり、毛先を揃えるだけで終わらせようとしたりする。わたしがロットンだったら問答ファッキン無用でぶん殴ってるところだけど、ひいき目したところでわたしもいいとこクックレベルなので、おとなしく座敷わらしにされて帰ってくる。
そんな惨状が続けば、いい加減ストレスがたまって酒量が増えて俺までヴィシャスになりそうだから、とうとうバリカンを買ってみたのが先々月あたり。
で、数回ほど使用してみて、結果とてもファッキンいい。買ったのはパナソニックER5209Pというやつ。
今どきのバリカンには付属品としてアタッチメントと呼ばれるウォーズマンのベアークローみたいな武器がいっぱい付いてくる。その武器をはめ込むことで髪をすいたり毛先をもてあそんだり、ステキカットが簡単にできるのだ。
買っていちばん最初のときは説明書を真面目に読み込んでバリカろうとしたけど、こまごま書いてあってウンコめんどくさいので、好き勝手やらせてもらってる。
わたしはまずスライドベアークローの30〜40mmぐらいで全体を一気にガーガーやる。
そのあと耳まわりをむき出しベアークローで攻めていく。
そして最後、ナチュラルベアークローで全体を整えてラーメンマンにトドメをさす。
というわけで、わたしはできるだけ他人と触れあわない人生を送りたいので、今となってはベアークローが手放せないのです。