アーティゾン美術館で「はじまりから、いま。1952ー2022 アーティゾン美術館の軌跡 ̶古代美術、印象派、そして現代へ」を鑑賞。
アーティゾン美術館は、ブリヂストンの創業者・石橋正二郎の美術コレクションを主な収蔵品とする美術館です。以前はブリヂストン美術館という名前でしたが、改称して2020年に再オープンしたばかりの新しい建物。
展覧会の最初は、美術館の過去を振り返るコーナーです。
1950年代からの展覧会ポスターが並んでて、ここだけでも面白すぎるので、いきなり興奮しました。
ヨーロッパの近代美術史を一覧できちゃうような作品が揃ってます。
ピカソといえばキュビスムですが、キュビスムじゃない新古典主義の時代の作品。
マネの自画像。
セザンヌが好んで描きまくったサン・ヴィクトワール山。
モネの睡蓮。
ルソーの脱力系絵画。
彫刻家ジャコメッティの油彩画。
日本のアートも良いのが揃ってます。
鴻池朋子の襖絵。
森村泰昌のものまねアート。
古賀春江のこの絵、好きです。
この美術館は展示スペースが落ち着いた感じでいいんですが、景色を見ることができる周囲の廊下も素敵な美術品が飾ってあるので是非。
神殿のような大円柱、太古の彫像、大ガラスから望む京橋の風景。
美術館のとなりに建つ新TODAビルの建設風景が見られるのも今のうち。
マティスの絵がデザインされた小冊子を開くと。
撮影マナーの注意事項でした。遊び心ある美術館です。
近美にありそうな名品ぞろいのコレクションもよいし、吹き抜けがふんだんに使われている建物は開放感があって心地よかったです。何度でも行きたくなる美術館でした。
帰りは銀座に足を延ばして、三州屋でカキフライ定食を食べました。
三州屋は銀座なのに大衆居酒屋の雰囲気ってことで人気が高いんだけど、酒も食べ物もクオリティ考えるといくらなんでも割高すぎると思います。まぁ、場所代ってことで。
はじまりから、いま。1952ー2022 アーティゾン美術館の軌跡 ̶古代美術、印象派、そして現代へ
アーティゾン美術館
2022年1月29日~4月10日
10:00〜18:00(2月11日を除く金曜日は20:00まで)
東京都中央区京橋1-7-2