恥とマスは掻き捨てナマステ

ヨーグルトが好きです。アートと映画と音楽と野球は、もっと好きなようです。

アダルトビデオにおける赤十字マークの扱いに対する個人的な体験談。

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こんにちは。

突然ですが私はむかしむかし、アダルトビデオ業界の片隅でモザイクチェック(考査)をしてたことがあります。

ジョグダイヤルを操作して、ひとコマひとコマ丹念にモザイクの抜けが無いかチェックしてたのも、今となっては素晴らしすぎる思い出。

そんな私が、アダルトビデオで赤十字マークにボカシを入れてる toggetter のまとめを読んだら、当時の記憶がまざまざとモザイク無しでよみがえってきました。

せっかくの機会ですので、個人的な体験談をブログに残しておきます。

赤十字マークに修整が必要になったのは、私個人の経験によると2010年に審査団体の制販倫(日本映像制作・販売倫理機構)の方から「これは法律に引っかかるから修整してね。絶対に!」と、やんわり、しかし厳格に注意されたのが初めてです。

私の記憶が正しければ、そのときの作品は、2010年に宇宙企画というレーベルから販売された『すっぴん。月野りさ』。

モチのロンですが、当時(今も?)審査団体という存在はアダルトビデオ業界にとって神さまより偉いです。争いようもありません。

なので、已む無くモザイクで対処しました。

DMM(現在FANZA)のサイトでサンプル画像を見ると分かりますが、「家に到着~オモチャ遊び」というコーナーで月野りささんは、帽子だけでなく左胸にも赤十字マークが入ってるナース服を着用しています。

その結果モザイクだらけになってしまい、画面が汚くなって商品のクオリティとしてどうなの?と不満だったけど、本番のコーナーじゃないし別にいいよねって、みんなで気持ちを切り替えたことを思い出しました。

ちなみに、toggetter のまとめで紹介されてる作品は 2019年の作品だそうです。 

私の経験によると2010年の時点ですでにNG項目として指定されたはずなので、赤十字マークの使用をみんなが控えるよう気を付けていたと思っていました。

しかし、9年も経ってしまうと教訓が伝承されないのかもしれません。

なお、赤十字マークに処理があることを指摘された方は「すごい」と中の人を褒めてくださってます。

ただ、私の場合で言うと、2010年のときは監督・プロデューサー・制作スタッフ、そして考査も含めて社内全員、赤十字マークに対して気にも留めてませんでした。申し訳ない限りです。