恥とマスは掻き捨てナマステ

ヨーグルトが好きです。アートと映画と音楽と野球は、もっと好きなようです。

真俯瞰撮影。


今回のワールドカップで、気になってること。もしかしたら前回からあったのかもしれないけど、フィールドの上空を飛び回っているカメラがいる。
で、リプレイのときなんかに、そのカメラからの映像が紹介される。
真上からフィールドを撮し、選手たちが上下左右に蠢く、デ・パルマな真俯瞰映像。
すっごい興奮する。
できれば真俯瞰だけでずっと試合を見ていたい。
見慣れ切ったサッカーの試合映像も、ちょっと撮影の角度が変わるだけで、途端に新奇なものとして目に映る。
なので、野球の中継なんかでも、バックスクリーンから撮した映像ではなく、斜め上方の角度から、投手と打者を撮している映像がメインになってもよさそう。
これは、実際に野球場へ赴いたときの、内野2階席から見るような映像ってことだ。
これなら途中で映像が切り替わることなく、投手が球を投げ、打者が球を打ち、飛んでいく球の行方までを、同じ視線のままにスムーズに追える。
もちろん、テレビでしか見られない野球の姿、球場でしか体験できない野球の姿っていうのはあっていいと思う。だから全部こうしろって言いたいわけじゃないけど、でもやっぱいろんな工夫があってもいいんじゃないか。
私たちの視線は、めくるめく世界を、全然まだまだ知らないと思うんだ。