いよいよ今年も終わります。
写真は、2021年5月のゴールデンウィーク。緊急事態宣言下の渋谷スクランブル交差点の風景。
街頭ビジョンが消え失せた日々。そんなことあったっけって思っても、これは現実だったんです。
去年から引き続き、コロナの一年でしたが、あっという間でした。来年は、じっくりゆっくり過ごせるといいですね。
2021年は、30本の映画を劇場で鑑賞できました。
去年は18本だったので、かなり盛り返したと思います。観てない映画の中に傑作・良作がたくさんあるとは思いますが、観てないものは語れないので、30本の中からベスト10とプラス1本を選びました。
★ベスト4~10★
鑑賞順に並べているので、順不同です。
『ジャングル・クルーズ』は、監督のジャウム・コレット=セラが、ディズニー映画でも持ち味を崩さなかったのは嬉しかったです。
『フリー・ガイ』は、ゲーム好きなら是非って感じ。
『オールド』は、オチは正直つまらなかったけど、馬鹿馬鹿しさを大真面目にやっちゃうシャマランの心意気はやっぱ大好きです。
『DUNE/デューン 砂の惑星』は、とてもシックで好きな映像美。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』は、ああいう終わり方は納得いかないところもあるけど、とても面白かった。
『マトリックス レザレクションズ』は、今さらマトリックスもねーだろって思ったけど、楽しめました。
『キングスマン:ファースト・エージェント』は、今年の映画納めとして観ましたが、よい納まりでした。
★プラス1★
シン・エヴァンゲリオン劇場版
今年の映画ベスト3の前のプラス1は、当然これ。無事に終わってくれて全人類にとって良かったはずです。
★ベスト3★
プロミシング・ヤング・ウーマン
キャリー・マリガンのやること為すことカッコよかった。まさに「復讐するは我にあり」という映画。復讐劇が大好きな人はどうぞ。
★ベスト2★
JUNK HEAD
子どものころハリーハウゼンのシンドバッド・シリーズを観てからコマ撮りが大好きなので、この作品はもちろん最高。コマ撮りのすごさだけでなくストーリーも演出も練られてて、一級の映画作品でした。
★ベスト1★
花束みたいな恋をした
すっかり中年ですが、余裕で泣きました。
泣けたから良い映画って評価してるわけじゃなくて、役者の演技も脚本の上品さも最上級。
この映画の主役二人をサブカルペラペラ野郎と馬鹿にする人もいるようだけど、別にいいじゃんね。趣味嗜好なんてその人が決めるもの。あなたの好きなものは誰も奪えません。あなただけの宝物です。いちばん貴い。
主役が成長しない映画ってのが大好きで、シャーリーズ・セロン主演の『ヤング≒アダルト』なんか最高峰ですが、人間はどんなに反省したって、同じ過ちを繰り返す生き物なんだろうと思ってます。
この映画の主役たちは、愚かな振る舞いをこれからもずっと続けちゃうんじゃないかな。
そんなことを予感させる最後が愛おしすぎるし、貴いからこそ、人生ってそんなもんでいいじゃんなって思える一年でした。
過去のベスト映画はこちらです。
2010年/2011年/2012年/2013年/2014年/2015年/2016年/2017年/2018年/2019年/2020年