令和を飼いならせぬまま、もう歳末ですね。それどころか2010年代も終わりですって。肛門矢の如しです。
最近は歳のせいか、ウォシュレットの噴水が矢のようにヒュンって肛門へ突き刺さるので、痛いのなんのって。ヒリヒリ焼けつく括約筋を引き締めながら、この記事を書いてます。
2019年は、37本の映画を劇場で鑑賞しました。なお、ネットフリックスで観たモトリー・クルーのポコチン映画は除いてます。
去年の鑑賞数は40本を超えていたというのに、今年は一体どうしたことでしょう。2018年の映画ベストを確認したら理由が分かりました。
Nintendo Switchを買ってゼルダをクリアして、今年の前半はスーパーマリオオデッセイにハマっていたんです。そして9月からは連日ドラクエウォーク。
ポケモンGOにはさほどハマらなかったのに、やはりドラクエ世代なんですね。ドラウォにはすっかりハマって、最近はちょっぴりダレてきたけど、それでも欠かさず毎日ログインクエスト。
そんなこんなで映画の鑑賞本数も減ったわけです。ともあれ、2019年のベスト映画は2本に絞りました。
★ベスト1★
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
IMAX で2回観ました。緊迫感と多幸感がめくるめくほど押し寄せてくるし、大好きなディカプリオも出てくるしで、最高です。
★ベスト2★
運び屋
以前にも書きましたが、クリントお爺ちゃんの3Pが最高。
■選んだ映画のなかで、印象に残っている場面をひとつ
ネタバレになるので映画の題名は書きませんが、火炎放射器がボワァァァァァァァ。
■今年いちばんよかったなと思う役者さん
今年もキーラ・ナイトレイの映画を観ていないという失態。なので『ゾンビランド:ダブルタップ』のエマ・ストーンにします。キュートでした。
過去のベスト映画はこちら。
2010年/2011年/2012年/2013年/2014年/2015年/2016年/2017年/2018年
最後に今年鑑賞した映画の感想を鑑賞順で、ふたこと・みこと。すでに書いたものは除く。
★キャプテン・マーベル★
アベンジャーズの金髪チートキャラの映画。ジュード・ロウが出てきた時点でアレだなって分かっちゃうやつ。アメリカの映画にイギリス人が出てきたらアレ。
★ダンボ★
ディズニーの象のやつの実写版。すっかりティム・バートンはもうダメだ。
★ブラック・クランズマン★
黒人警官が白人警官と協力してKKKに潜入捜査する映画。バートンに引きかえ、スパイク・リーは芯が変わらないまま進化しててすごい。
★バイス★
ブッシュ・ジュニア政権で副大統領を務めたチェイニーの映画。あらゆる意味でアメリカってすんごい。
★アベンジャーズ/エンドゲーム★
アベンジャーズシリーズの完結編。感動や驚きのためだけに主要キャラを死なせるっていうのが個人的にNGなのでいまいち。最初から最後までキャプテン・マーベルがいてくれれば終わってた話でもあるのでどっちらけ。
★バースデー・ワンダーランド★
原恵一の新作アニメ。つまらなすぎてノーコメント。
★名探偵ピカチュウ★
言わずと知れた黄色ネズミ。ロジャー・ラビット感あった。
★ゴジラ キング・オブ・モンスターズ★
モンスターバースシリーズの3作目。ギャレス・エドワーズのがすこぶる良かっただけに(2014年のベスト1)、監督変わったらパシフィック・リムの続編みたいに大味化して残念。
★スノー・ロワイヤル★
いつも通りリーアム・ニーソンがブチギレるだけの映画。リーアムと除雪車という組み合わせがナイス。
★旅のおわり世界のはじまり★
前田敦子版『世界の果てまでイッテQ!』な映画。とっても良いと思う。しかし、黒沢清はどこへ行こうとしてるのか。
★ハウス・ジャック・ビルト★
サイコパスなシリアルキラー映画。仮借なく不愉快な映画は大好物なので超好きです。
★スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム★
トム・ホランド版スパイダーマンの2作目。ジョン・ワッツは、かなり良い監督だと思う。
★天気の子★
新海誠の最新作。『君の名は。』も好きだけど、本作の方がもっと好き。私は根がパンクなので、法やルールを犯す若者が出てくる物語は応援したくなる。
★トイ・ストーリー4★
蛇足では?
★アートのお値段★
金持ちコレクターやジェフ・クーンズがアートについて語るドキュメンタリー映画。清貧で高潔なアートより、金の匂いのするアートの方がよっぽど正直で魅力的ってのはある。
★アス★
ドッペルゲンガーもの。最後に全部説明しちゃうのダサいし、スマートな映画とは言いがたいけど、なんか憎めない映画。アメリカの松本人志。この監督の映画は一生追い続けたい。すごい気になる。
★アド・アストラ★
ブラッド・ピットの顔芸映画。ひたすらねむたい。
★ヘルボーイ★
赤鬼が主人公のアメコミ映画。ギレルモ版があるのになぜリブートしたし。でも、世間で叩かれてるほど悪い映画とも思えない。
★ジョン・ウィック:パラベラム★
アクションが売りのジョン・ウィックシリーズ3作目。好きなノリのはずなんだけど、なんかノレなかった。アクションがすごすぎるのが鼻についたかも。
★ジョーカー★
人間がどんどんダメになっていく映画は大好物なので好き。
★イエスタデイ★
転生したらビートルズを知らない世界だった件。「ホワイトアルバムというタイトルはポリコレ的にNG」とか、ひとつひとつの小ネタは面白いんだけど、ドラマ自体はあまりに古臭くてガッカリですわ。
★真実★
是枝裕和によるおフランスな映画。俳優の演じたがりを抑制できてない感じが好きじゃない。是枝は『海よりもまだ深く』以降、俳優に寄りかかりすぎな気がして、うーん。
★ボーダー 二つの世界★
鼻が異常にきく税関職員の物語。世界観はいいしサプライズもいいんだけど、華がなさすぎで陰鬱すぎるのが少し退屈。
★アナと雪の女王2★
レリゴーの続編。ルーツを探る物語はクソになりがちだがやはりクソ。エルサが魔法を使える理由なんて別に知りたくねえっす。
★ゾンビランド:ダブルタップ★
まさか10年後に続編ができるとは思わなかった。ルーベン・フライシャーは信頼できる監督です。
★ドクター・スリープ★
まさか39年後に続編が以下略。『ハウス・ジャック・ビルト』もそうだけど、子どもに容赦ない映画は良い映画なので、なかなか良い。B級映画なのは間違いないけど、キューブリックのおかげもあってか、品格があり古雅。
★スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け★
退屈はしなかったけど絶対ダメ。7と8でフォースの在り方を拡張させるという、現代にふさわしい革命を進めてきたのに、9で貴種流離譚に戻しちゃった。神話のアップデート大失敗。残念です。