2019年は、25のアートな展覧会を鑑賞しました。毎年映画のベストを書いてるのと同じように、展覧会についても一年の思い出を残しておきます。
★ベスト1★
ジュリアン・オピー@東京オペラシティアートギャラリー
ドンピシャでツボりました。シンプルにスタイリッシュでストリートなアート。カタカナばっかでなんのこっちゃですが、要するに単純明快に洗練されてて都会的なので大好きってことです。
ジュリアン・オピーの作品に触れたとき、近代絵画の父とも呼ばれるセザンヌのことを真っ先に想起しました。
「自然を円筒、球、円錐によって扱う」ことを目指したセザンヌは、単純化・抽象化した特徴の絵画をたくさん残してます。そのセザンヌの精神を徹底的に推し進めて現代的に解釈したのが、ジュリアン・オピーであるように思えました。
正直、今までセザンヌのことをあまり好きではありませんでした。しかし、ジュリアン・オピーに触れたことで、今となってはセザンヌへの興味が尽きません。
先人の残してきた芸術作品の先に、現代アートがあることを強く再認識できたということもあり、この展覧会がベスト1です。
カラスがウンチするLEDアートが可愛すぎて萌え(死語)。
★ベスト2★
加藤泉―LIKE A ROLLING SNOWBALL@原美術館
加藤泉―LIKE A ROLLING SNOWBALL@ハラ ミュージアム アーク
ギョッとするしグロテスク。しかし、目を離さずに見続けると、可愛げや愛嬌も感じられて微笑ましさもあります。
そんな加藤泉の作品を通観できる展覧会なので、ふたつでひとつとカウントしました。
★ベスト3★
高野山金剛峯寺 襖絵完成記念 千住博展@そごう美術館
日本画のアップデート。詳細は過去記事にて。
★次点★
東京インディペンデント2019@東京藝術大学
アートのごった煮。
名和晃平や会田誠、千住博などなど、著名アーティストの作品も展示されてるのに無料という絶対的コスパ感。
クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime@国立新美術館
圧倒的メメント・モリ感。
森洋史 hyperfabric@MEDEL GALLERY SHU
某ディグダグで描出された某ミッキーさん以外にも、某FF3のフィールドマップや某じゃじゃ丸による某ミッキーさんも展示されてました。
他にも某ゼルダや某ドラクエによる某マリリン・モンロー、某グラディウスや某ツインビーによる某チェ・ゲバラなどなど、ドット絵を愛する者たちへの讃歌ともいうべき作品が目白押し。
某ピカチュウや某ハローキティ、某ラムちゃんなどが爆発四散する作品もあって、とっても楽しかったです。
過去にオペラシティで森洋史を鑑賞したときの記事もご参照ください。
2020年も素敵な展覧会に巡り合えることを期待してます。