恥とマスは掻き捨てナマステ

ヨーグルトが好きです。アートと映画と音楽と野球は、もっと好きなようです。

ピザポテトのジェノバ風おいしい。

今さらながら「愛のむきだし」を観た。池袋は新文芸坐で。監督・園子温トークショー付き。

パンチラ&勃起のオンパレードで楽しかったけど、この内容で4時間はつらかった。おっぱいでも出てくればまた違ったんだろうけど。
園子温トークショーで言ってたけど、

瀬々敬久の)「ヘブンズストーリー」は狙って長くした作品でしょう。「愛のむきだし」はどうしても長くなってしまった作品だから、ちがいますよ。

とか、うんたらかんたら。
確かにご本人が仰るとおり、計画性があって長くなってしまった作品ではないのだろう。だからだろうか、「愛のむきだし」は、ただひたすら冗長に感じられた。狙って作られた「ヘブンズストーリー」の4時間半は全然退屈しなかったし、あっという間だったんだけれど。
とはいえ、満島ひかりが「コリントの信徒への手紙13章」を朗誦するときの表情にはさすがにグッときた。
でもよく考えれば、あのときの満島は洗脳されている状態なのだから、真に受けて感動していいものかどうか。
すっごく気になったことがあって、洗脳されてる満島を西島隆弘たちが車で拉致るシーンだけど、車の窓ガラスに撮影マイクが映り込んでいた。撮り直そうとは思わなかったのかな。もっとも、かなり雑多な内容の映画なので、わざと雑な撮影で良しと考えたのかもしれない。
そういう点においても、キッチリ計算尽くで撮られたと思しき「ヘブンズストーリー」とは百八十度ちがう映画だと思った。