恥とマスは掻き捨てナマステ

ヨーグルトが好きです。アートと映画と音楽と野球は、もっと好きなようです。

瓦礫の山もヤクザの賑わい。


阿佐ヶ谷にある名画座が、「東映実録路線中毒 ANARCHY & VIOLENCE」と称して、昔の東映ヤクザ映画を現在やりまくってる。
というわけで「実録 私設銀座警察」を観た。ラピュタ阿佐ヶ谷で。先々週の水曜。3月9日。まだ私たちが日常を謳歌していたとき。311以前の私が観た最後の映画です。
140文字で説明するとこんな映画。
渡瀬恒彦がクロンボの子どもを川に投げ入れて殺して産んだ女も殺して暴れまくってたらヒロポン打たれて暗殺者になって暗躍するも安藤昇の勢力から滅多刺しやら蜂の巣にされるけど何故か死なず結婚式に乱入し安藤昇を殺して新郎新婦も殺して最後は札束の舞い散る中の乱交騒ぎを横目に吐血して死ぬ映画。
俳優陣はとても豪華で、本職のヤクザ組長・安藤昇を筆頭に、人工肛門の兄を持つ渡瀬恒彦、辰ちゃん漬けで有名な梅宮辰夫、ミスタードルゲこと室田日出男キケロ星人こと小林稔侍、キャプテンウルトラこと中田博久などなど、出てくる役者を見てるだけでも楽しい。
楽しかった。
それにしてもこんな形でサバイブな時代に突入するとは思わなかった。
強く、たおやかに生きていきたいと切に思う。
冒頭の写真は阿佐ヶ谷にあるオモチャ屋。3月9日の撮影。
あのときみたいにまたみんな立てるかな。
立ちたいな。
立てるよな。