恥とマスは掻き捨てナマステ

ヨーグルトが好きです。アートと映画と音楽と野球は、もっと好きなようです。

元・水泳選手とはなんだったのか。

バイオハザードIV アフターライフ」を観た。109シネマズ川崎はIMAXの3Dで。座席はI列の真ん中あたり。

本題に入る前に3Dについて。
うーん、3D感がいまいち。この映画は「アバター」と同じく3D上映を前提に制作されているので、3D感が弱いなんてあるわけない。座る席がいけないのだろうか。川崎のI列はベストポジションだという話も聞いたんだけど。というより、わたしが3Dに向いてないのかもしれない。3年前に3D映画「ベオウルフ」を観て以来、現代の3Dでやってる映画を相当な数は観てきたけど、いつもいまいちだと思ってる。ひどいときは画面が若干ぶれる。予告編でよく出てくるウォルト・ディズニーのロゴなんかは、飛び出して見えるんだけど、基本的には上手に3Dを愉しめない体質なのかも。眼鏡のせいもあるのか。右目1.5の左目0.01以下という、ひどいガチャ目を眼鏡で矯正してるせいが大きいのかも。それとも3Dってこんなもんなんだろうか。とかぐちぐち言いつつ、これからも観ちゃうんだろうけど。
で、バイオハザード
主人公のアリスたちが、避難先の刑務所の地下にある武器庫に行こうとする。しかし地下のフロアには水が溜まっている。とりあえずアリスと軍人のクリスが水中に潜って行こうとすると、知り合ったばかりの元・女優の女も行こうとする。その理由が「わたしも行くわ。元・水泳選手なの」。
なんだその急遽取って付けたような設定は。おもしろすぎるじゃないか。緊迫感のある状況のはずだけど、すいません、爆笑しました。
結局、元・水泳選手っていう設定は別に活かされることなく、この女優さんはすぐに殺されちゃう。元・水泳選手⇒水中に潜れる⇒殺されるって流れ。つまり、水泳選手という唐突に用意した設定は、殺されるためのフラグなわけ。この発想はなかなかいい。勉強になります。
あと、おもしろかったのがズタ袋をかぶったアンデッド。

普通のアンデッドたちは、感染者を増やすために、とにかく人に噛みつくこうとする。人に噛みつくことこそが、アンデッドの行動規範なのだ。ところがズタ袋アンデッドは、斧を振り回して人を叩き割ることを行動の第一義としてる。そもそもズタ袋をかぶってたら人に噛みつくことなんてできないわけで。アンデッドにも個性があっておもしろいなと思いました。そんな個性あふれるアンデッドたちの頂点に、ジョージ・A・ロメロランド・オブ・ザ・デッド」の黒人ゾンビが君臨しているのだろうと思う。