恥とマスは掻き捨てナマステ

ヨーグルトが好きです。アートと映画と音楽と野球は、もっと好きなようです。

アメリカ人はアソコもでかけりゃ、フクロもフトコロもでかい。


「恐怖」、「ザ・コーヴ」と観た日のラストの3本目は「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」。渋谷で。
先の2本で悶々としていた気ふさぎが一気に解消。おもしろかった。ただ、ただ、おもしろかった。
アメリカ人って、「アバター」やら「トランスフォーマー2」といったブロックバスター映画にせっせと足を運びまくる一方で、金が掛かっていなかろうが下ネタ炸裂しまくろうが、おもしろい映画であれば、それにもしっかりお金を落としていく。映画に対する嗜好の振り幅ってのがアメリカ人はえらく広い。現在進行形の神話としての映画をひたすら紡ぎ続ける国、アメリカはやっぱすごい。
すっごいうろ覚えなので正確な言葉ではぜんぜんないんだけど、黒沢清が「世界中の映画人は、アメリカ映画なんてものはないという態度で自分を騙しながら映画を撮り続けるか、それともアメリカ映画に敢然と勝負を挑んで敗れ去るか、そのふたつしか道がない」とかなんとか、どっかで書いていたのを思い出す。
半ケツにゲラゲラ笑いながら、「ザ・コーヴ」なんぞにオスカーあげちゃったりもする。だからアメリカはおそろしい。だけどアメリカは最高でもある。
虎をバックで犯すとかもう最高。