恥とマスは掻き捨てナマステ

ヨーグルトが好きです。アートと映画と音楽と野球は、もっと好きなようです。

ナイト&デイ&ビッチ。

★「ナイト&デイ」を観ました。豊洲で。

トム・クルーズキャメロン・ディアスというスターふたりが共演。「エクスペンダブルズ」なんかもそうだったけど、スターな映画だとどうしたって顔のショットが連続する。トム、キャメロン、トム、キャメロン、トム、キャメロン。だからといって「ナイト&デイ」はまるで大味になっていないハリウッド娯楽大作でした。
アクションあり、スリルあり、バイオレンスあり、カーチェイスはもちろん、バイクチェイスも付いてくるし、銃撃戦もたっぷり、南の島から北国へと大忙し、果ては情熱の国スペインに到達、映画を観ながらに観光もさせてくれて眼福。観客を喜ばせる要素がこれでもかと詰め込まれていて、物語も二転三転、どっちにどう転ぶか分からないハラハラドキドキの連発。
おもしろいハリウッド映画が観たいって人には、全力でおすすめできる一品。

★「ビッチ・スラップ 危険な天使たち」を観た。渋谷といえばここ、シアターNで。

おっぱい・おっぱい・鼻血・おっぱい・日本刀。
オープニングのクレジットでゾーイ・ベルの名前を発見。スタント指導をやってたり、ちょろっと出演してたり。ここんとこゾーイ・ベル遭遇率が高い気がする。
フランク・ミラーが監督した「シン・シティ」や「ザ・スピリット」を思わせるような、コミック的な画が回想シーンなどで多用される。背景だけ合成とか。そんなチャチな感じが内容のチープさとすっごく合ってる。器と料理のバランスは大事だ。
おっぱい女性が登場するときは必ず足下からなめるようにカメラが女体を上がっていく。きっちり溜めを作り、おっぱいを十二分に堪能してから、顔を映し出すという、男どもの期待に応えてくれるカメラワーク。たまんねえ、たまんねえなぁ。
おっぱいということで、去年のカナザワ映画祭で観た、鈴木則文の「恐怖女子高校 女暴力教室」を思い出す。映画の教養が皆無なのでぜんぜん分かりませんが、おっぱいビッチが暴れまくる映画の系譜ってのがあるんでしょうか。あるといいな。
綾瀬はるか石原さとみの二大おっぱいをキャスティングしてた「インシテミル」は、おっぱいの谷間を強調する服装をふたりにさせときゃ傑作になってたのにな。なんのためのおっぱいか。おっぱいの無駄遣い、反対。