恥とマスは掻き捨てナマステ

ヨーグルトが好きです。アートと映画と音楽と野球は、もっと好きなようです。

アート

カルロス・ゴーンのアートな遺産

横浜のニッサンパビリオンで「日産アートアワード2020」を見ました。ずっと前に終わってるイベントなので、もうやってません。すでにグランプリも発表されています。 もともとこのアワードは、日産の会長だったカルロス・変装・ゴーンが推進したものらしいで…

しばし横浜美術館とはお別れ

横浜美術館で「トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」を鑑賞しました。 横浜・愛知・富山の3館合同による展覧会なので、ふだん見る機会のない美術館のコレクションにも触れることができます。なかなか旅行…

90年代に一世を風靡したオムニバス盤『MAX』みたいな展覧会

六本木の森美術館でやってる「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」を見てきました。真夏の8月はじめのことです。 結論から言うと、1990年代にソニーが調子こいてリリースしまくってた、オムニバスアルバムみたいな展覧会でした。 マライア・キ…

作品がなくてもええじゃないか

もう終わってしまった展覧会ですが、世田谷美術館で「作品のない展示室」を鑑賞しました。 コロナ禍の状況を逆手に取った、こんなときだからこそ輝く妙手です。 作品が一切ないので、展示室と展示室から見える風景を眺めるだけの展覧会ですが、逆説的にアー…

舟越桂 私の中にある泉、あるいは個人はみな絶滅危惧種という存在

渋谷の松濤美術館でやってる「舟越 桂 私の中にある泉」に行ってきました。 舟越桂の作品を初めて知ったのは、天童荒太の小説の表紙でだったと思います。 舟越桂のこと、ずっと「ふなこしけい!ふなこしけい!」って強気で読んでたけど、「ふなこしかつら」…

あつまれ 杉本博司の部屋

すっかり遠い過去の話になりますが、緊急事態宣言の前、銀座のギャラリー小柳で杉本博司の個展「Past Presence」を見ました。

芸術はパンデミックだ!

パンデミックが、ハンパなっく、バクハッツしてまっす。 そんなコロナがナウな時代だからこそ、精神を安定させるべく文明文化に触れなきゃいかんのですよ。 そんなわけで、川崎市岡本太郎美術館の「第23回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」を鑑賞してきました…

至要至急のダダパン。

不要をくれー! 不急はどこだー! そんな不要不急を求めて、アート鑑賞をしてきました。 行ってきたのは、渋谷・新生パルコの OIL by 美術手帖でやってる今井麗「MARCH」です。 今井麗の展覧会は、初台のオペラシティでもひっそりやってるはずだったんですが…

仁義なきセメント墓場

墨田区にある無人島プロダクションで、風間サチコ展「セメントセメタリー」を見ました。 「セメントセメタリー」という、語呂と語感の良すぎるタイトルのこの展覧会。 「セメタリー」という言葉を聞けば、ペットなヤツよりヘロイン中毒の渡哲也が警官隊相手…

天王洲で西野達の個展『やめられない習慣の本当の理由とその対処法』

天王洲アイルのギャラリー「ANOMALY」(アノマリー)で、西野達の個展『やめられない習慣の本当の理由とその対処法』を見ました。

ドマーニ vs デニーズ

国立新美術館で『DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに』を見ました。 毎年やってるドマーニ。 例年は若手芸術家を紹介する展覧会ですが、今年は「傷ついた風景の向こうに」をテーマとして、いろんな世代の作品を展示した構成となっています。 展覧会の…

白髪一雄とダダとあん肝。

東京オペラシティのアートギャラリーで『白髪一雄』の展覧会を鑑賞。 結論から言えば、とっても素晴らしい展覧会でした。 白髪一雄は、床に置いたキャンバスに足で描く「フット・ペインティング」の創始者だそうです。東京での大規模個展は初めてなんだとか…

東京生まれ東京育ち、悪そうな奴は大体犯罪者。

東京都写真美術館で『中野正貴写真展「東京」』を見てきました。 中野正貴といえば、だれもいない東京を撮影した『TOKYO NOBODY』で有名な写真家。 TOKYO NOBODY―中野正貴写真集 作者: 出版社/メーカー: リトルモア 発売日: 2000/08/01 メディア: ペーパーバ…

Windows 7 終了記念!『窓展:窓をめぐるアートと建築の旅』へ行きました。

2020年になり、はじめてのアート鑑賞は、東京国立近代美術館の『窓展:窓をめぐるアートと建築の旅』でした。近美は、面白い切り口の展覧会をちょこちょこやってくれるのでいつも楽しみにしてます。 『窓展』は、バスター・キートンの映像から始まる、「窓」…

★2019年 展覧会ベスト3★

2019年は、25のアートな展覧会を鑑賞しました。毎年映画のベストを書いてるのと同じように、展覧会についても一年の思い出を残しておきます。

「クリムト展」プレミアムナイトはどうだった? 図録は? 撮影は?

今宵もプレミアムナイターのお時間がやってまいりました。 というわけで、3ヵ月ほど前に「クリムト展 ウィーンと日本 1900」のプレミアムナイトに行ってきた話です。 なお、このクリムト展ですが、現在は東京での展覧会は終了し、愛知県を巡回中(2019年10月…

埼玉県立近代美術館は、見てよし・食よし・座ってよし。

埼玉県立近代美術館で『インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史』を鑑賞しました。 最終日(3/24)に行ったんですが、混雑がすごくて人のるつぼに呑み込まれました。展覧会はこのあと、新潟・広島・大阪を巡回するので、見たい人は早めに行く…

瀧を見た。

ピエールじゃないほうの瀧を鑑賞してきました。 横浜のそごう美術館で2019年4月14日までやってる、千住博の展覧会「高野山金剛峯寺 襖絵完成記念 千住 博展 ―日本の美を極め、世界の美を拓く―」です。 千住博というと瀧の一発屋。そんなイメージしか持ってな…

杉本博司を浴びるほど満喫したくて江之浦測候所。【2】

今回は、江之浦測候所に着いたものの待合棟だけで杉本博司成分マシマシすぎてお腹いっぱいになりました、というお話です。 最寄りの根府川駅を冒険した前回の記事はこちら。

杉本博司を浴びるほど満喫したくて江之浦測候所。【1】

U2のアルバムジャケットに『海景』が使われた写真家・杉本博司。 No Line on the Horizon (Jewl) アーティスト: U2 出版社/メーカー: Interscope Records 発売日: 2009/03/03 メディア: CD 購入: 3人 クリック: 29回 この商品を含むブログ (31件) を見る そ…

京都造形芸術大学の公開ヌード講座がすごすぎる。行きたかった。

またしても会田誠が世間を騒がせていますね。

「ムンク展」プレミアムナイト たったひとつの不満。

すっかり去年の話で恐縮しちゃうんですが、2018年11月6日に東京都美術館で開催された『ムンク展 プレミアムナイト~冬の星月夜~』へ行ってきました。わたしは、2017年のバベル展でもプレミアムナイトに参加しており、ご意見番気取りでブログを書いておりま…

2018年香川(高松・直島)旅行記:3日目【3】ゆうなぎ~高松市立美術館 ~さか枝

今回の香川旅行、最後の日記です。 ~これまでの道程~★1日目★【1】ヒトシナヤ〜くつわ堂総本店【2】うどん棒本店〜高松市立中央公園【3】イサム・ノグチ庭園美術館【4】こんぴらや〜遊〜鶴丸★2日目★【1】味庄〜めりけんや【2】新造船あさひ~直島ホール~直…

2018年香川(高松・直島)旅行記:3日目【2】直島銭湯「I♥湯」

直島に行ったら絶対に鑑賞すべき、というか入浴すべきアート。 それが、直島銭湯「I♥湯」。 大竹伸朗の最高ケッサクともいうべき直島銭湯「I♥湯」は、本来は入浴のためのアート施設ですが、入浴せずに見学だけできる企画を定期的にやってるんですって。 その…

2018年香川(高松・直島)旅行記:3日目【1】ベネッセハウス(土砂崩れ)

~これまでの道程~★1日目★【1】ヒトシナヤ〜くつわ堂総本店【2】うどん棒本店〜高松市立中央公園【3】イサム・ノグチ庭園美術館【4】こんぴらや〜遊〜鶴丸★2日目★【1】味庄〜めりけんや【2】新造船あさひ~直島ホール~直島港ターミナル【3】家プロジェクト…

2018年香川(高松・直島)旅行記:2日目【4】ベネッセハウス(ミュージアム)

~これまでの道程~★1日目★【1】ヒトシナヤ〜くつわ堂総本店【2】うどん棒本店〜高松市立中央公園【3】イサム・ノグチ庭園美術館【4】こんぴらや〜遊〜鶴丸★2日目★【1】味庄〜めりけんや【2】新造船あさひ~直島ホール~直島港ターミナル【3】家プロジェクト…

2018年香川(高松・直島)旅行記:2日目【3】家プロジェクト~maimai~地中美術館

~これまでの道程~ ★1日目★【1】ヒトシナヤ〜くつわ堂総本店【2】うどん棒本店〜高松市立中央公園【3】イサム・ノグチ庭園美術館【4】こんぴらや〜遊〜鶴丸★2日目★【1】味庄〜めりけんや【2】新造船あさひ~直島ホール~直島港ターミナル 今回の旅行は、西…

2018年香川(高松・直島)旅行記:2日目【2】 新造船あさひ~直島ホール~直島港ターミナル

~これまでの道程~ ★1日目★【1】ヒトシナヤ〜くつわ堂総本店【2】うどん棒本店〜高松市立中央公園【3】イサム・ノグチ庭園美術館【4】こんぴらや〜遊〜鶴丸★2日目★【1】味庄〜めりけんや ざるそばとざるうどんの、ざるざるコンボをかましていたら、フェリー…

内藤礼は、デュシャンよりデュシャン。

茨城県は水戸芸術館の『内藤 礼―明るい地上には あなたの姿が見える』に行ってきました。 内藤礼の作品といえば、『豊島美術館』と直島の『きんざ』が双璧。というか、常設として見られるのは、このふたつだけでしょうか。 両方とも鑑賞しましたが、この人の…

2018年香川(高松・直島)旅行記:初日【3】 イサム・ノグチ庭園美術館

初日【1】 ヒトシナヤ〜くつわ堂総本店初日【2】 うどん棒本店〜高松市立中央公園 イグチへGo! ブロンズエナジーをたっぷり充填したのち、公園前から庵治行きの路線バスに乗りました。 向かうは、イサム・ノグチ庭園美術館(以下、イグチという)です。